家には、はげた死んだ木がありました。
私が去年、父と同居してちょっと生活が落ち着いてきたときに
猫の額ほどの庭が荒れていることに気が付きました。
お庭のお花とかには縁のない素人の私は、土が生き返るという園芸用の土を買って
混ぜて、土をまず生き返らせ、柔らかい土にしました。
そして、植物を買って植えたり始めたのです。
が、家の脇のあまり日の当たらない方の庭には1本、生気のない木がありました。
父に聞いたら、隣の家に伸びてきちゃうから切ったという事。
細かいことは気にせずにただ切られた木は、死んでしまったようです。
土の中には、小石がいっぱい混ざっていて、
とても栄養のある土とは言えないところで、日もあたらずにかわいそうに
母が死んでからはお世話もされていなかったようです。
父は、何の木だかわからないし、切ったから死んだと言っていましたが
なんてことするんだと思って、隣の黄色の梅と一緒に栄養を与えて、
土にも肥料を与え始めました。それで、芽が出なかったら、諦めようと。
父は「この木を抜いて、違う木を植えるか?」と言っていましたが、
ちょっと待ってと言っていたのです。
そしたら、このなかなか暖かくならない気候の中でも、ちゃんと成長していたようで
今日、小さな芽が出ていました。
何の木だかわからないけれど、きっとこれからもっと芽が出てきて、成長してくれるに
違いありません。
植物と動物って絶対に裏切らない。こちらが手をかければ、答えてくれる。
ただ、時が遅い時は死んでしまうけれど。
助けるときが、間に合えば、答えてくれるのです。よかった。間に合った。
そして、こちらの気持ちを感じてくれるのです。
植物から、周波数だか出ているという研究もありましたよね。
大事にすれば、きっと成長してくれるのです。
コロナで心も疲弊しているときに、ちょっと嬉しかったです。