いろいろかんがえる

1匹の黒猫と多頭飼い崩壊の現場からレスキューされた目の不自由なウニと交通事故で半身不随の信玄と三女との生活です。

最近、歩くことが多いと色んな家を目にします。

人間と同じで家もいろんな顔があり、住んでいる人となりが分かります。

 

うちの父がボケ始めたころの父の棚は、一つの整理されておらずぐちゃぐちゃに

 

詰め込まれて、これが今の父の頭の中なんだと思い知らされたのです。

 

母が生きているときは、庭中花や草があったものですが、父だけになってからは

 

木も枯れて切られ、スミレさえ草取りと称して抜かれ、坊主のような庭になっていまし

 

た。

 

きちんと綺麗に整理されてお庭も花がいっぱいに植えられている家。

 

住んでいる奥様の顔が見えるようです。

 

ここは女の人がいない男だけの所帯だなというのも洗濯ものや玄関周りの物の置き方

 

でわかりますし、自転車、おもちゃで子供がいるなって言うのも。

 

ワンちゃんがいて、お庭で遊べるようにしているんだなとか。

 

家の前に物がごみ屋敷の様に積み上げられている家。

 

私が最近特に気になっているのが、家をベニヤみたいなもので張り付けて

 

物干しもすべてブルーシートも様なもので一切見えないようにふさいで

 

それも綺麗に大工さんにやってもらっているようになっているならいいのですが

 

全て素人があるもので塞いでつぎはぎになってまるで要塞の様になっている家。

 

多分、90歳くらいの老人なんだろう。それも一人暮らしか奥様が寝たきりか

 

入院、入所しているか。勝手な想像をしてしまいます。

 

なぜあんな風通しの悪い家にしてしまうんだろうか。

 

その人の脳の中がそうなっているのだろうと想像しながら散歩しています。

 

今多くなっている汚部屋も脳と深く関係があると言われています。

 

いま、断捨離が流行っていますが、捨てることができないものは

 

思い出や何か深くかかわっていることがあったり、心の整理をしないと

 

捨てられないようです。

 

人間が物に執着するのは何だろう。

 

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

 

物に想いが執着してしまうって言うのも、好きな人からもらったものは捨てられないで

 

すものね。

 

でも、脳の整理はしておきたいものです。