父との確執 - いろいろかんがえる

私は子供のころから父が嫌いでした。

大酒飲みでよく酔っぱらって帰ってきては、母と大喧嘩。それをかばう姉と父との喧嘩

になって、家族中いつも喧嘩でした。

父が家にいるといつも夫婦げんかが絶えなくて、家にいてもつまらない毎日。

家にいても、居場所がないというか、夫婦げんかが聞こえてくると何も集中できず。

そのせいでしょうか。姉は19歳で結婚して家を出ていきました。

その後、私も結婚して母達二人で暮らしていました。

それでも、二人はよくケンカしていました。

母が死に、父が残されて5年。姉は、母はこの人と暮らしてなければもっと長生き

出来ただろうにねと言っていました。ほんとにそう思います。

一人暮らしして5年、父がなんか最近、言う事がおかしい、これってボケてきたのかも

というところで、私しか同居できる者がいなくて。

姪っ子と同居したこともあったようですが、誰もが喧嘩になって長くは一緒に暮らせな

いのです。

そんな大嫌いな父と暮らし始めて、これも何かの縁なのでしょう。そう思えるこの頃。

土台が大嫌いの上に乗っているので、当然父に優しくは接することは無理。

ちょっとでも父が変なこと言うと、病気とわかっていても、とことんやり込めたくなる

のです。

誰からも好かれない父。電話も着拒されて、誰も父からの電話に出ません。

夜に酔っぱらって携帯でかけてくる電話で喧嘩を売ってくるので、

気持ちよく話せたことがないので、孫たちも電話には出ません。

かけてきて「お前は誰だ？」と酔っぱらってる状態じゃ、誰もがそこで切ります。

私も同居するまで、電話番号の登録もしてなかったし、一切出ることはなかったです。

もしそれで、父に何かあっても後悔しないのかと心に何回も問い、

後悔しないとの答えに達していましたし。

父が入院した時も、姉からラインが来たくらい。

知らないところからかかってきていた電話には出ていません。

入院して夜仕事が終わって駆け付けて8時過ぎていたでしょうか？

目薬を自宅から持ってきてくれと。姉は千葉から片道3時間弱かけてきているのです。

私は仕事先から電車で駆けつけて、近くの駅からタクシーに乗ってきたから

その入院している病院の位置もわからない。

それを自宅に今から行って、目薬を持ってこいって？

冗談じゃない。「明日先生からもらえよ。」と喉まで出かかってました。

私も父と同じ目薬の新しいものを持っていたのでそれを渡しましたが。

一度、母のデイサービスの施設から仕事中に電話が来て、出たら電話相手から怒鳴られ

「お母さんを、自宅に送り届けたら、父が酔っぱらって正体がないので

このまま家に送り届けることはできないので、連れて帰ります。」と。

「すみません。お願いします。」といったものの、切ってからなんで私が怒鳴られない

といけないのかと怒りがわいてきました。

こいつのお酒のせいで今までどんだけ嫌な目に合ってきたか。こっちだって被害者だ

と。でも、人質に母がいるのでそんなことも言えずに黙っていました。

父を見ていると、これを言われたら絶対にその人が頭にくるという事を分かっていて言

っているようで、嫌味と言うのでしょうか、だから嫌われるんだなと。

よく見ていると自分に似ていて頭にくるのです。

きっと、私も父のような嫌な老人になって、誰からも好かれずに

年取って、一人寂しく暮らして死んでいくんだろうと。

父にしていることがきっと自分にすべて返ってくるんだろうなと。

だから、これから自分が幸せな死を迎えるには、これを克服しないと

と思うこの頃です。

自分の心の平安のためにも、一瞬は気持ちいいけど、あとで後悔するような言葉を言っ

て、後味の悪い言葉は言ってはいけない。

心を平安にして暮らしていかないとならないと思う今日この頃です。

でも、むずかしい。父は関係ない、自分との戦いです。